桜田温泉 山芳園
2011年 01月 10日
毎年、1、2度は、ちょっといい温泉宿でプチ贅沢。
が、何故か、昨年は1度も行かず。
たぶん、数年前に、2人揃ってすっかり体調を崩してたのが、あれはいったい何やったんやろ?っていうくらいにまで回復してきたのをいいことに、昨年は、とにかく、動けんかった数年分取り返したる!くらいの勢いで、空いてる時間をみつけては、あちこち歩き回ってたせいで、温泉宿でまったりしてるヒマもなく。
昨年末、久しぶりに、ちょっといい宿、行きたいなぁ、みたいな話になり。
前から、機会があったら行きたいと思ってた、西伊豆の、桜田温泉山芳園、10室しかないんで、1月の週末なんか、今頃言っても空いてへんわなーって言いながら問い合わせてみたら、9日ならまだいけますとのこと。
もちろん、即行予約。
正月太りが全然解消してへんうちに、また、思いっ切り飲み食いしてええんかなぁ
ほんまやったら、いい宿に泊まる時は、チェックインの時刻頃に宿に着きたいとこやねんけど、9日は、日中は用があって、宿に到着したのは、残念ながら、すでに暗くなってから。
まぁ、今回は、宿の周辺は特に何もないところで、お湯とごはんが目的やから、全然OK。
夕食を遅めの時間でお願いして、とりあえず、お湯に浸からせていただくことに。
露天風呂は混浴で、夜7~9時の間だけ女性専用になります、と言われて、ちょっとびっくりする。
この頃、いい温泉宿で、混浴のとこって珍しい。
いや、仙仁温泉岩の湯も、混浴やったっけ。
って言うか、あそこは自然の洞窟風呂で、男女別にするのは無理やから、当然か。
とりあえず、夕食前に、内湯に入っとこ。
女性用の内湯は、桧風呂と岩風呂があって、脱衣場は一緒で、入口が別々になってるだけなんで、一々浴衣を着なくても移動できる。
桧風呂は、すごく天井が高くて、それだけでめっちゃ気持ちええんやけど、お湯の温度も、熱からずぬるからず、ゆっくり浸かるのに、ほんとにちょうどいい温度。
お湯は、トロトロって感じではないけど、濃ゆ~いお湯。
後から、源泉は74.3℃で、特別な方法で、加水せず、空気にも触れさせず、適温まで温度を下げてると知ってびっくり。
濃ゆいのは、そのせいやね~
お風呂場に、温泉宿にありがちな、怪しげな美肌促進用の化粧品やらグッズを一切置いてないところもすごく気に入った。
お風呂場にあるのは、シャンプー、リンス、石鹸のみ。
しかも、石鹸シャンプーと、石鹸シャンプー専用リンス。
後から、おかみさんに、そこが気に入りました、と言うと、自分はリンスじゃなくて木酢液を使ってて、ほんとはその方がいいと思うんだけど、さすがにお客さんに木酢液使ってくださいっていうわけにもいかないんで、ということらしい。
ゆっくり浸かってたら、あっという間に夕食の時間。
慌ててあがって、夕食の場所へ。
食事の場所も、部屋毎に個室が用意されてるんで、ほんと、寛げる。
部屋に入ると、テーブルの上には、前菜とお品書き。
先附、前菜、小附、椀物、焼物、造り、台物、温物、油物、食事、デザート。
…これ全部食べられるかなぁ。
今、ここにあるのは、えーと、先附、前菜、小附ね。
まずはビールをお願いすると、出てきたビールカップが、竹を焼締めたもので、ご主人の手作りだとか。
泡立ちがすごく良くて(ちょっと良すぎるくらい)、ビールめちゃ旨~
次々出てくるお料理も、タイミングもちょうど良くて、もちろん、味も申し分なくて、文句のつけどころがないくらい。
どのお料理にも、椎茸が頻繁に登場するなーと思ってたら、これもご主人が栽培されてるらしい。
ついでに、お米も、ご主人が合鴨農法で作られたものとのこと。
ご主人、器用すぎ。
で、その鴨、お米の収穫が終わったらどうすると思います?と、おかみさん。
そりゃ、食べるんでしょ、とサクッと答えるオイラに、おかみさん、ドン引き。
そうなんですけどもー、半年も飼ってたら、情が移って、食べられないじゃありませんかって、訊いといてドン引きするなー!
ウェルカムドリンクや、お料理にデザートに、大活躍の柑橘も、宿で採れるものだとか。
究極の地産地消実践で、せっけんシャンプー&リンスといい、めっちゃエコな宿やけど、もちろんけちけちしてるって感じじゃ全然なくて、むしろ、かえって豊かな感じがするところが、すごく素敵。
最後のへんは、もうおなかいっぱいで、これ以上食べたら吐くかもって言いながら、最後のご飯と赤だしを少し残した以外は、完食。
おなかいっぱいすぎて死ぬ~!と贅沢な文句を言いながら、部屋に帰って、布団に倒れ込む。
露天風呂が9時までやけど、あかん、こんな、身体中の血液が全部胃に流れ込んでる状態で、お風呂は危険や。
結局、その夜の露天風呂は断念。
それにしても、満腹でゴロゴロすんの、ちょー気持ちいぃ~
頭の端っこの方で、おなかの中のもん、全然こなれてへんうちに寝てもうたらあかんや~ん、ってもう1人の自分が叫んでるけど、聞こえへんふり。
おやすみなさ~い。
翌日は、早起きして、もちろんお風呂。
露天は諦めたけど、桧風呂、夜の落ち着いた照明も良かったけど、陽が射し込んでたら、それはそれで、めっちゃ気持ちいいに違いないし。
朝ごはんは8時なんで、時間はたっぷり。
アルカリ泉のお湯で、一所懸命パシャパシャ、温泉パッティング。
刹那的でも、ツルツルになったら嬉しいやん
脱衣場に上がると、桧風呂も岩風呂も誰も入ってないのに、脱衣かごが、3人分使用中。
あれ?もしかして、露天風呂に入ってはるとか?
おそるおそる、露天風呂への階段を上がって、顔だけ出して覗き込んでみる。
見ると、おばさんが3人、賑やかに談笑中。
いち早くオイラをみつけたショートカットのおばさんが、今、大丈夫よぉ、入ってらっしゃーい。
ラッキー!と、オイラも仲間に入れてもらう。
いや、ラッキーって言うか、この賑やかなおばさんたちの声が聞こえた時点で、男の人、入口まで来てても、引き返したと思うわ
anyway。
彼女たちのおかげで、オイラも露天風呂のお相伴に預かれることに。
何で混浴なん?って思ってたけど、露天風呂、かなり広くて、これを2つ作るのは不経済やし、もちろん、設計上、真ん中で仕切りを作るのは、そんな難しいことではないと思うけど、この広々した露天風呂に、ゆったり入ってくださいね、ってことなんやと思う。
10室やったら、そんなに、常に誰かが入ってるってこともなくて、その方が、お客さんにも評判がええんやんな、きっと。
朝ごはんが、また、盛りだくさん。
ご飯があるのに、まずはお雑炊が出てきたし。
めっちゃおいしそうやってんけど、おなかいっぱいすぎて、どうしてもどうしても、あら炊きに手がつけられずに、すみません、お持ち帰りさせてもらえませんか、と頼んでみる。
おかみさんに訊いてみますね、って言ってくれたけど、旅館の料理のお持ち帰りは、さすがにあかんやろなー。
チェックアウトの際、あのー、あら炊きーと言うと、すみません、申し訳ないんですけど、それはちょっとできなくて…そっと持ってかえっていただく分には、全然かまわないんですけど…と、おかみさん。
なるほど、今度から、ここにはタッパー持参やな。
玄関では、ご主人自ら、宿泊客の靴を磨いてはった。
じっとしてられへん人らしい
お湯もお食事も大満足でした、絶対また来たいです、と、ご主人、おかみさんにお礼を言う。
是非、お待ちしております、と、ご主人。
外に出ると、昨日は暗くてわからんかったけど、目の前が田んぼ。
あ、鴨、あそこにおるよ。
やっぱり、情が移って、まだ食べれんらしい
ご主人、おかみさん、みなさん、ほんとにお世話になりました。
掛け値なし、大満足でした。
絶対、また来ます!
が、何故か、昨年は1度も行かず。
たぶん、数年前に、2人揃ってすっかり体調を崩してたのが、あれはいったい何やったんやろ?っていうくらいにまで回復してきたのをいいことに、昨年は、とにかく、動けんかった数年分取り返したる!くらいの勢いで、空いてる時間をみつけては、あちこち歩き回ってたせいで、温泉宿でまったりしてるヒマもなく。
昨年末、久しぶりに、ちょっといい宿、行きたいなぁ、みたいな話になり。
前から、機会があったら行きたいと思ってた、西伊豆の、桜田温泉山芳園、10室しかないんで、1月の週末なんか、今頃言っても空いてへんわなーって言いながら問い合わせてみたら、9日ならまだいけますとのこと。
もちろん、即行予約。
正月太りが全然解消してへんうちに、また、思いっ切り飲み食いしてええんかなぁ
ほんまやったら、いい宿に泊まる時は、チェックインの時刻頃に宿に着きたいとこやねんけど、9日は、日中は用があって、宿に到着したのは、残念ながら、すでに暗くなってから。
まぁ、今回は、宿の周辺は特に何もないところで、お湯とごはんが目的やから、全然OK。
夕食を遅めの時間でお願いして、とりあえず、お湯に浸からせていただくことに。
露天風呂は混浴で、夜7~9時の間だけ女性専用になります、と言われて、ちょっとびっくりする。
この頃、いい温泉宿で、混浴のとこって珍しい。
いや、仙仁温泉岩の湯も、混浴やったっけ。
って言うか、あそこは自然の洞窟風呂で、男女別にするのは無理やから、当然か。
とりあえず、夕食前に、内湯に入っとこ。
女性用の内湯は、桧風呂と岩風呂があって、脱衣場は一緒で、入口が別々になってるだけなんで、一々浴衣を着なくても移動できる。
桧風呂は、すごく天井が高くて、それだけでめっちゃ気持ちええんやけど、お湯の温度も、熱からずぬるからず、ゆっくり浸かるのに、ほんとにちょうどいい温度。
お湯は、トロトロって感じではないけど、濃ゆ~いお湯。
後から、源泉は74.3℃で、特別な方法で、加水せず、空気にも触れさせず、適温まで温度を下げてると知ってびっくり。
濃ゆいのは、そのせいやね~
お風呂場に、温泉宿にありがちな、怪しげな美肌促進用の化粧品やらグッズを一切置いてないところもすごく気に入った。
お風呂場にあるのは、シャンプー、リンス、石鹸のみ。
しかも、石鹸シャンプーと、石鹸シャンプー専用リンス。
後から、おかみさんに、そこが気に入りました、と言うと、自分はリンスじゃなくて木酢液を使ってて、ほんとはその方がいいと思うんだけど、さすがにお客さんに木酢液使ってくださいっていうわけにもいかないんで、ということらしい。
ゆっくり浸かってたら、あっという間に夕食の時間。
慌ててあがって、夕食の場所へ。
食事の場所も、部屋毎に個室が用意されてるんで、ほんと、寛げる。
部屋に入ると、テーブルの上には、前菜とお品書き。
先附、前菜、小附、椀物、焼物、造り、台物、温物、油物、食事、デザート。
…これ全部食べられるかなぁ。
今、ここにあるのは、えーと、先附、前菜、小附ね。
まずはビールをお願いすると、出てきたビールカップが、竹を焼締めたもので、ご主人の手作りだとか。
泡立ちがすごく良くて(ちょっと良すぎるくらい)、ビールめちゃ旨~
次々出てくるお料理も、タイミングもちょうど良くて、もちろん、味も申し分なくて、文句のつけどころがないくらい。
どのお料理にも、椎茸が頻繁に登場するなーと思ってたら、これもご主人が栽培されてるらしい。
ついでに、お米も、ご主人が合鴨農法で作られたものとのこと。
ご主人、器用すぎ。
で、その鴨、お米の収穫が終わったらどうすると思います?と、おかみさん。
そりゃ、食べるんでしょ、とサクッと答えるオイラに、おかみさん、ドン引き。
そうなんですけどもー、半年も飼ってたら、情が移って、食べられないじゃありませんかって、訊いといてドン引きするなー!
ウェルカムドリンクや、お料理にデザートに、大活躍の柑橘も、宿で採れるものだとか。
究極の地産地消実践で、せっけんシャンプー&リンスといい、めっちゃエコな宿やけど、もちろんけちけちしてるって感じじゃ全然なくて、むしろ、かえって豊かな感じがするところが、すごく素敵。
最後のへんは、もうおなかいっぱいで、これ以上食べたら吐くかもって言いながら、最後のご飯と赤だしを少し残した以外は、完食。
おなかいっぱいすぎて死ぬ~!と贅沢な文句を言いながら、部屋に帰って、布団に倒れ込む。
露天風呂が9時までやけど、あかん、こんな、身体中の血液が全部胃に流れ込んでる状態で、お風呂は危険や。
結局、その夜の露天風呂は断念。
それにしても、満腹でゴロゴロすんの、ちょー気持ちいぃ~
頭の端っこの方で、おなかの中のもん、全然こなれてへんうちに寝てもうたらあかんや~ん、ってもう1人の自分が叫んでるけど、聞こえへんふり。
おやすみなさ~い。
翌日は、早起きして、もちろんお風呂。
露天は諦めたけど、桧風呂、夜の落ち着いた照明も良かったけど、陽が射し込んでたら、それはそれで、めっちゃ気持ちいいに違いないし。
朝ごはんは8時なんで、時間はたっぷり。
アルカリ泉のお湯で、一所懸命パシャパシャ、温泉パッティング。
刹那的でも、ツルツルになったら嬉しいやん
脱衣場に上がると、桧風呂も岩風呂も誰も入ってないのに、脱衣かごが、3人分使用中。
あれ?もしかして、露天風呂に入ってはるとか?
おそるおそる、露天風呂への階段を上がって、顔だけ出して覗き込んでみる。
見ると、おばさんが3人、賑やかに談笑中。
いち早くオイラをみつけたショートカットのおばさんが、今、大丈夫よぉ、入ってらっしゃーい。
ラッキー!と、オイラも仲間に入れてもらう。
いや、ラッキーって言うか、この賑やかなおばさんたちの声が聞こえた時点で、男の人、入口まで来てても、引き返したと思うわ
anyway。
彼女たちのおかげで、オイラも露天風呂のお相伴に預かれることに。
何で混浴なん?って思ってたけど、露天風呂、かなり広くて、これを2つ作るのは不経済やし、もちろん、設計上、真ん中で仕切りを作るのは、そんな難しいことではないと思うけど、この広々した露天風呂に、ゆったり入ってくださいね、ってことなんやと思う。
10室やったら、そんなに、常に誰かが入ってるってこともなくて、その方が、お客さんにも評判がええんやんな、きっと。
朝ごはんが、また、盛りだくさん。
ご飯があるのに、まずはお雑炊が出てきたし。
めっちゃおいしそうやってんけど、おなかいっぱいすぎて、どうしてもどうしても、あら炊きに手がつけられずに、すみません、お持ち帰りさせてもらえませんか、と頼んでみる。
おかみさんに訊いてみますね、って言ってくれたけど、旅館の料理のお持ち帰りは、さすがにあかんやろなー。
チェックアウトの際、あのー、あら炊きーと言うと、すみません、申し訳ないんですけど、それはちょっとできなくて…そっと持ってかえっていただく分には、全然かまわないんですけど…と、おかみさん。
なるほど、今度から、ここにはタッパー持参やな。
玄関では、ご主人自ら、宿泊客の靴を磨いてはった。
じっとしてられへん人らしい
お湯もお食事も大満足でした、絶対また来たいです、と、ご主人、おかみさんにお礼を言う。
是非、お待ちしております、と、ご主人。
外に出ると、昨日は暗くてわからんかったけど、目の前が田んぼ。
あ、鴨、あそこにおるよ。
やっぱり、情が移って、まだ食べれんらしい
掛け値なし、大満足でした。
絶対、また来ます!
by hamanocotora
| 2011-01-10 23:59
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